【モトリア レビュー】ジュニアシートで寝る子供の前のめり対策になるクッション 

SUVやコンパクトカーに乗っているパパさん、車で長時間ドライブをすると、後席に座っている子供や奥さんからこんな意見はありませんか?

背もたれが急で寝られない!

長時間乗ってるのがつらいから、そろそろミニバンにしない?

本当はSUVやスポーツカーに乗りたいけど、家族のためにはミニバンにしないといけないか…
と考えてしまうかもしれませんが、家族から苦情が出ないくらいに後席を快適にできればいいわけですよね?
その一つの解決策になるのが、株式会社 森岡さんから発売された「モトリア」というクッションです!

このクッションを使うとこんな効果が期待できます。

効果
  • リクライニング角度が増えて姿勢が楽になる
  • 高品質のクッションで体を支えるから背中が痛くなりにくい
  • 後席の子供や奥さんが楽で苦情がなくなって、運転手のパパがストレス減る
  • 無理にミニバンを選ばなくてもいいか、となってパパの車選びが自由になる!

これまでにないコンセプトの製品なので、購入のハードルが高いとは思うのですが、実際に私が使ってみて、どんなものなのかを詳細に解説しつつ、感想などをお伝えしていきますので、ぜひご参考にしてください。

このブログは、愛娘「こっちゃん」を連れて、年に100日以上ドライブに行く私(車部品メーカーでテストドライバーをやっている)が、車内環境をよくするために導入してきたカー用品たちを、使い勝手などを交えて紹介しています。

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目次

モトリアとはこんなクッションです

こちらの商品は「子供が適したシートベルト位置で、お昼寝もしやすくなるクッション」というコンセプトで、以下2点の大きなメリットがあります。

  • ジュニアシートが無くても、背の低い子供の肩にしっかりとシートベルトが当たるようになる
  • クッションの形状により、リクライニング角度を大きくしたようにリラックスした態勢を作れる

これらを、クッションを置くだけで簡単に得られるんです。
リクライニング角度なんて、改造したとしても簡単に増やせるものではないので、画期的なクッションです!

モトリアを使うメリット、効果

シンプルなクッションのように見えるモトリアですが、考え抜かれた形状で様々な効果がありますので、一つ一つ解説していきます。

背もたれの角度を大きくできる

車のシートの背もたれは、車種によってはリクライニングできず、倒すことができないものがあります。
子供が眠くなったとしても、直角に近いようなシートでは、安定しないので熟睡は難しいですね。
そこで、モトリアを使うと、シートの角度を7度ぶん倒した状態を作り出せるのです。

私の車はスズキの「クロスビー」なのですが、シートの角度は最大で27度。
ある程度リラックスできる態勢を作れるとは思うのですが、子供がうたたねした時などは、身体をシートにあずけきれずに横に倒れてしまうことがよくあります。

そこでモトリアを使うと、シートの角度は34度相当になるわけです。
ここまで角度が付くと、だいぶリラックスした態勢にできますし、寝ている子供が前のめりになって、カックンとなることが少なくなりますよ

シートベルトの位置を子供に合わせられる

シートベルトは、事故の時に身体を支えてくれるものですが、ちゃんと着用できていないと、逆に乗員の身体にダメージを与えてしまう場合があります。
身長が140cm以下だと、シートベルトを正しく着用できず斜めの部分が、首に当たってしまうようなことがあるのですが、もしこの状態で事故になると首にたいへん強い衝撃が加わり、首を損傷してしまう危険があります。(JAF シートベルト簡単着用術
そのため、チャイルドシートやジュニアシートで座る高さを調整をするのですが、モトリアであればシートベルトを低い位置で固定するためのベルトがついているため、子供に合わせた高さにシートベルトの高さを調節できるのです。

これなら、ジュニアシートが無くてもちゃんとした位置にシートベルトを通すことができますので、もしもの時も安心。
小学生以上のお子さんであれば座面の固いジュニアシートを使わなくても、快適な車のシートに直接座らせてあげられますね。

背中の圧力を分散できる

車のシートは、人間工学に基づいて長時間座っても楽になるように作られてはいる、はずなのですが、実際に座っているとお尻や背中が痛くなりがち。
後部座席はスペースなどの制限もあって、薄くて固めのシートになってしまっている車種も多いです。
背中が痛くなる一つの要因として、シートと触れる箇所が「点」で当たってしまっていて、圧力が集中してしまい痛みになっていく、ということがあります。
モトリアは、柔らかくコシのあるクッション素材で、身体を「面」で包み込みつつ、しっかりと支えてくれるので、圧力が分散して背中が痛くなりづらいです。

身体をしっかり支えて左右にブレにくくなる

後部座席のシートは、3人乗ることを考えて、全体的に平らな形状になりがちです。
平らで引っかかりの少ないシートだと、カーブなどの時に身体が遠心力でぶれてしまい、右へ左へ揺れることになる。
その揺れが車酔いの原因になってしまっていることも考えられます。

モトリアは、身体を包み込むように支えてくれますし、横にブレるのを防止するサイドサポートもついていますので、スポーツカーのシートのように身体が左右に揺れにくくなるのです。

このサイドサポートと、滑りにくい素材、しっかりした重量でしっかりと身体を支えてくれるので、長時間のドライブでも、遠心力に耐えるために変なところへ力を入れることが少なくなり、疲労も軽減することができます。


モトリアのデメリット

使ってみて感じたデメリットも、正直な感想としてご紹介します。

クッションにしては価格が高い

モトリアの定価は「税込12,980円」となっていて、クッションにしてはお高いな、と感じてしまいます…
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そうすれば、約10,000円とお買い得になります!
しっかりした、小学生も使えるようなジュニアシートをアップリカやコンビで購入しようとすると、13,000~16,000円くらいかかってしまいます。
それらと比べると安く感じますし、数台の車で兼用しようと考えれば、コスパは高いです!

チャイルドシートの代用にはならない

6歳未満の子供を車に乗せるときは、チャイルドシート、ジュニアシートの着用は義務です。(参考:警察庁HP
モトリアは、シートベルトの当たる位置を適正にしてくれる効果はありますが、法で定められた「幼児用補助装置」にはあたりません。
ですので、6歳未満のお子さんを乗せるときに、モトリアだけだと、警察に検挙されてしまう可能性がありますので、注意してください。
また、シートベルト調整機能については、メーカーは身長100~140cmの方に使用するように推奨しています。
100cm未満のお子さんは使えませんし、140cm以上の大人が使うときはシートベルトの調整ベルトは外して、正規の位置でシートベルトを締めるようにしましょう。

固定する器具がほとんど無い

クッションを座席に固定する器具は特になく、シートベルトに引っ掛けているだけなので、強いブレーキを踏んでしまった時などには、クッションが倒れてしまうことがありました。
後部座席に置きっぱなしにすることを考えると、もう少し座席に縛り付けるような固定器具が欲しかったなと感じますね。

サイズが大きく、かさばる

クッションのサイズが大きめのため、使わないときにどこかにしまっておこうとすると、結構かさばると思いました。
ただ、面積的には大きいですが、厚みは小さめなので隙間に立てかけておくこともできると思いますし、スペースの確保は難しくはないかと思います。

使用してみての正直レビュー

家族それぞれ使ってみて、正直な感想をまとめました。

自分(パパ)が使ってみた感想

触感としては、触れた瞬間は柔らかくて沈み込むのだが、ある程度沈んだ後は、常に身体の形にフィットして支えてくれる感じがする。
横揺れの時も、じわっとゆっくり形が変わっていくので、急な揺れも吸収して穏やかに感じさせてくれるし、乗り心地が良くなったようにも感じました。
サイドサポートも、小さいように見えるが、身体が外側に開いてしまうのを防いでくれて、余計な姿勢変化が起こらないようになっています。

横幅は、細身の私でちょうどよいので、恰幅の良いひとだと窮屈に感じるかもしれません。
そういう意味でも、子供と女性用というのは納得できるところです。

そして、シートへ座る前後位置が、結構前に来てしまい、座面の中央付近にお尻が来るような形になってしまっていました。
この状態だと、ひざが前に出てしまい、ももうらが浮いてしまう部分が増え、ひざ前の空間もなったと感じます。
ひざ前空間小さい車種だと、ひざがフロントシートに当たってしまうようなことにもなりかねないので注意です。
私の環境では、普通にシートへ座った状態よりも、モトリアを置いた状態では、前に7cmずれる形になりました。
もし、身長が高めの方が使用したい場合、7cm前にずれても座れるのか、ご自分の車で確認をおすすめします。

子供が使った感想

娘:こっちゃん

背中とお尻が、やわらかくて気持ちい!

という感想でした。
細かいことはわからなかったようですが、柔らかいということは伝わったようです。
本人に自覚はなかったようですが、車でお昼寝しているときに、いつもよりも体が倒れにくかったように感じました。

ママが使った感想

柔らかくて疲れにくくなったね。ただ、ちょっと蒸れるのが気になるかな。

クッションがしっかりと身体を支えてくれるので、疲労軽減効果は感じられるようでした。
蒸れに関しては、表面がメッシュになっていて、ある程度は湿気を逃がしてくれるようになってはいるものの、ウレタンが沈み込んで接触面積が大きくなる分、蒸れやすいのかもしれません。

付随効果:子供が車で寝るときの首カックン対策にもなる

これは付随効果のようなものなのですが、子供が車で寝た時に、身体が前のめりになって首が傾き「カックン」と倒れてしまうことがあると思います。
こうなってしまうと、頭をどこかにぶつけてけがをしてしまうことがあったり、首が変な方向に曲がってしまって首が痛くなってしまいます。
モトリアを使用すると、この首カックンもある程度防ぐことができます。

リクライニング角度が大きくなることも効果がありますが、クッションのサイドサポートが頭を受け止めてくれて、横に倒れるのを防いでくれるのです。

また、シートベルト固定用のベルトに、クッションを取り付けることもできますので、枕として両側にクッションを取り付けてあげると、さらにしっかりした枕になりますので、子供も寝やすくなると思います。
(私が使用している、↓記事のネックピローを併用すれば万全です!)

モトリアの取付方法

モトリアは、ほとんど置くだけで使うことができますが、具体的に設置するまでのステップをご紹介します。

1.シートに置く

まずは、シートにモトリアを置きます。
厚みのある方を下にして置いてくださいね。

2.シートに座ってシートベルトを着ける

次に、使う人をモトリアを置いたところへ座ってもらい、シートベルトを締めてください。
この時はまだ、シートベルトの高さは合っていませんが、この後調節するから問題ありません。

3.肩部のベルトでシートベルトの高さを調整

最後に、左右肩部にあるベルトのシートベルト側になっている方のバックルを外して、シートベルトを囲うようにして止めてください。

あとは、ベルトを引っ張って短くし、シートベルトが遊ばない程度に調節をしましょう。
これだけで設置は完了!
こうしておけば、肩のベルトはシートベルトにつけっぱなしにしておいて問題ありませんので、次から肩のベルトを付け直す必要はありません。

着脱にかかる時間は、初めてでも2分くらいですので、簡単に使い始めることができますし、ほかの車にもっていって使いたい時なども、簡単に移動ができるので、複数台の車を所有していて使いまわしたい時や、レンタカーで使いたい時などは重宝しますね!

モトリアの構造を徹底解説

自分の車に合うかどうかが心配な方に向けて、実際に買ってみないとわからないような、細かい寸法や材質、中身の構造なんかも徹底的に解剖して解説をしていきます!

外観寸法、形状

ベルトの構造

ワンタッチのバックルが付いたナイロンのベルトが、輪になって縫い付けられています。
根元の縫製は返し縫いをしっかりしていて、強度はありそう。
バックル自体もしっかりしたものを使っていそうで、こういうところは安心の日本メーカーだな!と思いました。

表面素材

表面はメッシュになっていて、湿気を逃がしやすくなっています。
触ってもゴワゴワ感は少なくて、肌触りは良い。

裏面の表面素材

裏面は、ポリエステルのきめ細かい生地と、真ん中に皮のような素材が張り付けてあります。
この真ん中の素材が滑り止めの効果がありますし、きめ細かい生地も滑りにくいもののようで、横滑りはしにくいと感じました。

ファスナー付きでカバーを外せる

下面にファスナーがついていて、ここから中身のウレタンを取り出すことができます。

洗濯表示があったのですが、「家庭での洗濯は禁止」、となっていました。
そこで、メーカーのほうへ「カバーのみの洗濯は可能か」問い合わせしてみたところ、
「カバーのみの洗濯は可能です。カバーを外してしまうと、ウレタンを中に戻しにくいだろうという意見があり、洗濯不可としました。」との回答でした。
もしも、クッションの表面を大きく汚してしまった時、カバーを外して洗うことは可能ですが、複雑な形状のウレタンから外して復元するのは少し難しいので、戻せる自信のある方が自己責任で行うようにしてください。

実際にカバーの着脱を行ってみましたが、ウレタンの出し入れをするときには、ウレタンを二つ折りにするようにするとやりやすかったですよ。
無理に押し込むようなことをせずにカバーの脱着を行えば、カバーとの間に隙間ができるので作業しやすく、ウレタンがボロボロになることはありませんでした。

中身の高品質ウレタンフォーム

中身のウレタンは、かなりもちもち感がある、密度の高いものでした。
指で押し込むと、その部分が沈み込んで、放すとゆっくりと戻っていく感じ。
これなら、身体のラインに沿って包み込み、面で身体を支えてくれるのも納得です。
こすっても、ぼろぼろと崩れるようなものではないので、ある程度の耐久性も期待できますね。

ウレタンは、かなり複雑なつくりになっています。
サイドサポートはしっかりと立ち上がっていて、これで身体を支えているんだとよくわる。
上と下には厚みの違いがあり、底面には角度がつけられているため、シートに立てかけた時に傾斜が付いた状態で安定して立っていられるんですね。


重量

1.2kg 1Lボトルの醤油と同じくらいです。
結構ずっしりとしていますし、重心が厚みのある下側に寄っていますので、しっかりと踏ん張ってくれている感じです。

まとめ:モトリアはどんな車でもつかえる、長時間ドライブの味方!

モトリアというクッションは、メーカーさんのこだわりが詰まっている商品でした。
家族全員が使うと長時間ドライブが、とても楽になって、遠出しても疲れを感じずにいっぱい遊べるようになりますね!
たとえ、スポーツカーのようなシートが倒れないシートだとしても、このクッションがあれば快適度はぐっと上がりますので、パパさんが家族にスポーツカー購入のプレゼンをするときの説得材料の一つにすることもできる!

効果を改めてまとめると、

効果
  • リクライニング角度が増えて姿勢が楽になる
  • 高品質のクッションで体を支えるから背中が痛くなりにくい
  • 後席の子供や奥さんが楽で苦情がなくなって、運転手のパパがストレス減る
  • 無理にミニバンを選ばなくてもいいか、となってパパの車選びが自由になる!

ちょっとお値段は張りますが、その分の効果は実感できると思いますので、お子さんと奥さんのためにぜひ導入してください!

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