最近の新しい車には、だいたいついている「シートヒーター」、冬の朝に素早く温まって、足や背中を温めてくれるのは、とても気持ちよくて、車には必須の装備になってきています。
でも、チャイルドシートにヒーターの機能が付いているものは無く、子供が寒い思いをしていそうだな、と思ったことは無いでしょうか?
我が家も、朝の幼稚園へ送る際に、車へ乗り込むのを嫌がるようになり、娘に話を聞いてみると
車のイスが冷たいから、乗りたくないの
冬の冷たいシートがご不満な様子。
そこで導入したのが、チャイルドシート、ジュニアシート用のシートヒーター、
総合トレンドストア キャラッツ さんの、直流家シリーズ、「シオンくん」です。
導入してからは、温かいシートを気に入ったのか、車に乗るのを嫌がらなくなりました。
「シオンくん」を実際に使ってた感想、メリット、デメリットを含めて、レビューをしていきますので、参考にしてください。
導入すれば、冬でも子供が自ら進んで車に乗り込み、朝の支度がスムーズになって、余裕をもって幼稚園へ向かうことができるようになりますよ!
このブログは、愛娘「こっちゃん」を連れて、年に100日以上ドライブに行く私(車部品メーカーでテストドライバーをやっている)が、車内環境をよくするために導入してきたカー用品たちを、使い勝手などを交えて紹介しています。
チャイルドシート用 シートヒーター 【シオンくん】概要
サイズ | W 270 × D530 × H15mm |
厚み | 10mm(ウレタン) |
最高温度 | 45度(内部温度) |
モード切替 | HI:45度まで2分 LOW:45度まで4分 |
重量 | 200g |
電源電圧 | DC12V |
電源プラグ形状 | シガーソケットプラグ |
シオンくんは、子供の繊細な皮膚が低温火傷をしない、人肌程度までしか温度が上がらないような設計になっています。
電熱線が45度までしか上がらず、表面の体感温度は最高が約38度です。設定温度まで上がると自動的に電源が切れ、36度まで下がると再度電源が入って温度が上がり、人肌から少し高いくらいの温度を保ち続けます。
シートヒーターなんてなくても、厚着させればいいじゃないかとおもうかもしれませんが、ダウンジャケットなどを着込んで厚着をすると、安全面で不安が発生します。
ダウンジャケットが体とシートの間に隙間を作ってしまい、ハーネスをいくらしっかり付けたように思っていても、事故の時にハーネスからすり抜けてしまう可能性があるのです。
もしもの時を考えて、ただしく使おうね!
そのため、チャイルドシートに座る時には、体にハーネスが密着するように、厚手の上着は脱がせて座らせる必要がある。
チャイルドシートメーカーの「MAXI-COSI」のHPにて、その危険性を解説しています。
その場合、薄着になってしまうので、シートの冷たさや車内の空気の冷え込みが、身体に直に感じやすくなってしまうので、薄着でも身体を温められるシートヒーターなどの対策が必要になってきます。
また、表面に冷たさを感じにくい生地を採用し、中に10mm厚のウレタンを入れたことで、クッション性と保温性を持たせています。
そして、シオンくんの販売元は日本の会社のため、品質やアフターフォローには一定の安心感がありますね。
私が【シオンくん】を買った理由、必要性
私がチャイルドシート用のシートヒーターをなぜ買ったのかというと、寒いときに車に乗ろうとすると、娘が嫌がるようになったからです。
そんなに寒いかな、とシートの温度を測ってみたところ、外気温9度のときにシートも9度。外気温と変わらない温度にまで冷えていました。
制服のスカートだと、足が触ると冷たいからいやなの!
自分も通勤するときにはシートヒーター入れて、電気ブランケットまで使っているのに、子供のことについては配慮が足りていませんでした。
申し訳ない!こっちゃん!
【シオンくん】使ってみた感想、効果・・・子供には十分暖かい!
シオンくんを使ってみて、娘は暖かくなったと言っていたのですが、どれくらいの効果があるのかを確かめてみました。
シートが冷えた状態から電源を入れて、温度上昇の推移を表面温度を計測。
疑似こっちゃんとして、代わりにダッフィーのぬいぐるみに座ってもらいました。
結果、2分で22度まで温度が上昇して、そのままの温度で落ち着きました。
暖房効果としては、おしりから背中をしっかり温めてくれるので、十分かなと思います。
何より、娘本人が嫌がらなくなったので、効果としては大満足です。
わたしも、座面に置いて使ってみました。
暖まるのがとにかく早くて、1分くらいで温かくなって、じんわりとお風呂くらいの温度になっているように感じました。
そのままの温度をキープしてくれて、汗ばむほど熱くはならない印象。
すぐに汗をかいてしまうような子供には、ちょうどいい温度だと感じました。
【シオンくん】のデメリット、注意点、不満点
シオンくんを使っていて気になったことがいくつかあるので、私の車の写真で解説しつつ説明していきます。
コードが短い
コードですが、2mあり助手席で使用するには十分な長さがあるのですが、後席にまで伸ばそうとするとちょっと短いです。
ラゲッジスペースにシガーソケットがあればいいですが、なければ前から伸ばすことになり、長さが微妙に足りずに空中を通すことになります。
そうすると邪魔ですし、コードに引っ張られてシオンくん自体ずれてしまう。
私の車は、コンパクトカーのクロスビーですが、それでも長さが足りないので、ミニバンなどでは、全然長さが足りません。
そんな時には、シガーソケットの延長ケーブルを使ってでも、邪魔にならないように余裕を持った配策をした方がいいですね。
しばらくさしっぱなしにしているなら、抜け防止機能の付いたものがありますので、そういうものを選びましょう。
滑り止めが無くズレやすい
シオンくんは、背面に滑り止め加工がしてあるわけではなく、とてもズレやすいです。
両面が同じ素材になっていて両面すべすべ。なので、座っていて身体を動かすと少しずつずれていってしまいます。
着脱がかんたんという意味ではいいかもしれませんが、よく動くお子さんは邪魔に思ってしまうかも。
ズレが気になる方は、100均などで売っている滑り止めシートを使って、滑らないようにしてあげればいいですね。
コードの接続部の金具が大きくて邪魔そう
コードが本体に入る部分に、補強のためかプラスチックの金具がついています。
本体と同じくらいの厚みがあり、なかなかの存在感。
大人が座ってみると、お尻越しに金具の存在を感じて、当たりどころによっては痛みを感じることがありました。
子供のスリムな体なら、当たらずに座ることができますが、ずれてしまったときに背中にあたっていると不快感のもとになりますので、時々当たりどころが悪くないか確認してあげてください。
【シオンくん】で、おしりも暖かく、子供が喜んで乗る車にしよう
シオンくんは、見落としがちなチャイルドシートの防寒対策として、十分な性能を持っていたと感じました。
すぐに温まるのは、寒い朝の車にはとても助かることですし、子供が使うことを考慮して、設計にも配慮をされているので、商品力は高いです。
気になる点もいくつかありましたが、いずれも工夫で何とかなるものになりますので、愛する我が子のことを思えば、この「シオンくん」で温かい環境を整えてあげたいですね。
もし、冬になってから子供が車に乗るのを嫌がるようになったという方は、ぜひ試してみてください!
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