【家計見直し】車で金がかかる項目 維持費を安くするために考えること

車は買うのも維持するのも高いお金がかかってますよね。
何も考えずに所有していると、購入費+年間数十万円の費用が必要で、車によって生活が圧迫されてしまい、ほかの趣味や家族に掛ける費用がなくなってしまうことにもなりかねません。

私も数年前まではそうでしたが、いろいろな要素を必要最小限にしたことで、年間に20万円ほどの節約に成功
その分を貯金や家族への思い出作りに使うことができるようになりました。

何を見直して節約をできたのか、網羅的に紹介しつつ、要素ごとに安くあげるポイントを説明していきますので、ご自分の現状と照らし合わせて、節約できるか検討する材料にしてください。

このブログは、愛娘「こっちゃん」を連れて、年に100日以上ドライブに行く私(車部品メーカーでテストドライバーをやっている)が、車内環境をよくするために導入してきたカー用品たちを、使い勝手などを交えて紹介しています。

目次

車については人生のターニングポイントごとに見直しが必要

もうすぐで娘が小学生になる。
そんな時、私と妻でそれぞれ車を所有しているのだが、今のままでよいのか?
車について見直しが必要ではないか?と考えた。

小学生になれば、友達と遊ぶことも一層増えるだろうし、親同士の交流も増えるかもしれない。
もしかしたら、娘と友達を車に乗せることもあるかもしれないし、その親も一緒にということも考えられる。
そうなると、今の車では手狭になってしまうかもしれないから、大きな車にした方がいい?

しかし、大きな車となると、それだけ値段が高くなる。
車の維持にも大きなお金がかかるから、今の私たちの家計で車に関する出費が増えた時に賄うことができるのか?

考えるほどにわからなくなるので、家計の見直しと合わせて、車に関するお金の話を整理しようと思います。

車に関するお金についての洗い出し

車を購入しようとすると何百万円という値段になるし、買ったら終わりというわけではない。
税金や燃料費が常にかかってくるし、忘れたころに車検やタイヤ交換というイベントが発生する。
更に部品が故障したら交換費用が掛かるし、事故や故障に備えて保険にも入らなければならない。

そうやって、車の維持には多くの項目でお金がかかり、積もり積もって大きな維持費を常に払っていることになる。
それらを見える化しなければ、自分の身の丈に合った車というのがどういうレベルのものなのか、考えることもできないだろう。
「今の収入なら、これくらいの車が買える」そうやって考えて購入したら、維持費が払えずに結局売却するなんてことも珍しくはないのだ。

わたしもそうならないよう、これを読んでくれている人にもそうならないように、わかりやすくまとめていくので、参考にして「私ならこれくらいの車が維持できる」という車と楽しく付き合ってほしいと思います。

「車両代、購入費」どういう買い方をするかで大きく変わる

まずは車を購入するときの車両代である、購入費。
車にかかる費用の中で一番大きな金額を占める分野になります。

車種によって金額が大きく変わるのに加えて、新車か中古かによっても金額が変わります。
さらに、近年はリースやサブスク形式の購入も一般化してきました。
それぞれいいところと注意が必要な部分がありますので、それぞれ解説していきます。

新車

新車のいいところは、以下のポイントです

メリット
  • 誰も使ってないきれいな車に乗れる
  • オプションを自由に選べる
  • 故障リスクが少ない
  • メーカー保証を受けられる
  • 自分の所有となるので、カスタムや売却が自由

こだわりがあって、自分好みの車を好きな形で乗りたい人
且つ、メーカー保証を受けながら安心して乗りたい人にお勧めできます。

注意が必要なポイントは以下です。

デメリット
  • 納車まで時間がかかる場合がある
  • 車種によっては売却するときに安くなってしまうものがある

納車までの期間は、車種によって大きく違いますが、長いものだと数年かかるものもあり、短くても数か月はかかります。
車検が切れる直前に車屋さんに買いに行っても、納車までに車検が切れてしまって、繋ぎの車を買わなければならなかったりするケースがありますので、早めに次の車を見繕って逆算して計画を立てる必要があります。

売却するときの値段まで考えると、メーカーや車種、色などの様々な要素によって値段が下がりやすいものがあったり、逆に新車よりも高く売れる場合があったりします。
しかし、これらの要素は素人では把握することは難しいので、新車で買って5年くらい乗って、「これくらいで売れるだろう」と思って見積もりをしてもらったら、思ったより安くてがっかり…
なんてことにもなることがあります。

お得な情報

新車で車を購入するとき、少しでも安くなると嬉しいですよね?
車関係の会社で仕事をしていると、関係する会社の新車購入を斡旋すると、キャッシュバックを行っているところがあります。
私は、日産に関係する仕事をしており、日産の新車 購入前または購入後2か月の間でしたら、商品券による2万円のキャッシュバックが可能です!
もし、ご興味がありましたら、お問い合わせフォームから連絡をいただければ詳細を説明いたします!

中古車

中古車のいいところは以下です

メリット
  • 安く買いやすい
  • すぐに納車される
  • 廃盤の車も買える
  • 自分の所有となるので、カスタムや売却が自由

なんといっても安く買いたいなら中古車です。
新しい車でも新車に比べると、数十万円安く買える場合が多いですし、少し古い車であれば総額数十万円で購入も可能なくらい購入費を抑えることができます。

一方で、気を付けなければならないとことは以下です

デメリット
  • 故障リスクがある
  • 人気車はあまり安くならない
  • 車のコンディションに幅がある

走行距離や年式が経った車は、新車に比べると、故障のリスクがあります
前のユーザーがどのようなメンテナンスを行っていたかがわからない場合が多かったり、単純な経年劣化でオイル漏れや電装関係に不具合が出てしまったりする場合がありますので、安く買ったものの修理しているうちに、ふたを開けるとトータル安くなかった…
なんてことになる場合もあるので注意です。
また、人気車はあまり値段が下がらない傾向にあるので、数年後に手放す時のリセールを考えると新車を買った方がお得になってしまうこともあります。
中古車はそれぞれが唯一無二です。車のキズやエンジンの調子など、ネットの写真だけでは判断がつかない部分で、それぞれコンディションにばらつきがありますので、現物を見て納得して買わないと後から後悔することにもなりかねないので、購入者側に目利きが求められるのが中古車を買うときの注意になります。

リース

リース、サブスクなどと表現される購入方法で、いいところは以下です

メリット
  • 購入~メンテナンスまで、費用を丸めて月々定額にできる
  • 乗り出しの費用を抑えることができる

リースは、車にかかるいろいろな費用を、まとめて定額の月々料金に含めているので、メンテナンスなどにより追加で大きな金額がかかることが無いのが特徴です。
それは購入時にも同じで、車両の購入費も月々料金に含まれるので、乗り出し時の費用が少なく、貯金が無いような方でも乗りやすい形になっています。

一方で注意が必要なところは以下です

デメリット
  • 総額にすると割高になる
  • 車をカスタムすることができない
  • 走行距離に制限が付くところがある
  • 傷つけたりすると満了時に追加費用が掛かる場合がある
  • 満了時の残価が、当初の設定を下回っている場合に差額を支払わなければならない

リースの金額には、車体価格やメンテナンス費のほかにも、会社の手数料なども含まれています。
そのため、月々の料金は安く見えても、全期間で総額を計算するとかなり割高になってしまう場合が多いです。
また、リースの場合は、車の所有者はリース元の会社になりますので、勝手に車に手を加えることはできません。
もし、カスタムをしたりすると満了時に原状復帰するための費用を請求されますので、絶対にやらないようにしましょう。

車の所有者がリース会社のため、極端に走行距離が伸びてしまったり、傷をつけてしまって、その車の資産価値を損なうようなことを行うと、その分の金額を請求されてしまうので、そこも注意が必要です。
特にキズに関しては、傷自体は自分で直さなければならないうえ、直してあっても追徴金を請求されてしまうようなこともあって、泣きっ面に蜂状態になる。
更に、契約した時に想定されていた、数年後の残価(車の価値)が想定よりも下回ってしまっていた場合、その差額を契約者が支払わなければならないことがあります。
月々の金額は定額でも、使い方によっては大きな出資が出てしまって困ることがありますので、油断は禁物!

「自動車税」金額、支払方法が多様化していて複雑

自動車を維持する中で、1年に1回必ず来る出費のイベントが、自動車税です。
その金額は車種によって違いますし、年式によっても違ってきます。
少しでもお得にするためにはどうしたらいいかも含めてお話しします。

軽自動車

車種区分標準税率
旧税率(2015年3月31日まで)新税率(2015年4月1日以降)
三輪3,100円3,900円          
四輪以上乗用自家用7,200円10,800円             
営業用5,500円6,900円          
貨物用自家用4,000円5,000円          
営業用3,000円3,800円     
総務省HPより引用

一般家庭で使う軽自動車なら、新車登録が2015年4月1日以降であれば10800円、中古車で2015年3月31日までの登録なら、7200円と金額が変わってくる。
自動車税を抑えたいなら、登録日にも注目しよう。
※登録日とは、車検証に「初度登録年月」と書かれたもので、その車が最初に車検証を取った日のこと。購入した日とは違うので注意

普通車

スクロールできます
用途区分総排気量新車登録時期別の税額登録から13年以上経過
2019年9月30日以前2019年10月1日以降
自家用
乗用車
1リットル以下29,500円25,000円約33,900円
1リットル超~1.5リットル以下34,500円30,500円約39,600円
1.5リットル超~2.0リットル以下39,500円36,000円約45,400円
2.0リットル超~2.5リットル以下45,000円43,500円約51,700円
2.5リットル超~3.0リットル以下51,000円50,000円約58,600円
3.0リットル超~3.5リットル以下58,000円57,000円約66,700円
3.5リットル超~4.0リットル以下66,500円65,500円約76,400円
4.0リットル超~4.5リットル以下76,500円75,500円約87,900円
4.5リットル超~6.0リットル以下88,000円87,000円約101,200円
6.0リットル超111,000円110,000円約127,600円
国税庁HPより引用

普通乗用車は、エンジンの排気量によって税額が決まっている
2019年10月に減税措置が行われて、新車登録が2019年10月1日以降であれば若干安くなる。
また、登録から13年以上経過すると税額が約15%上がってしまうので、13年が車買い替えの一つの目安にもなる。
排気量の大きな車だと、数万アップするので、結構痛い。

超小型モビリティ

第3の自動車のような存在、軽自動車より小さい超小型モビリティも、自動車税の金額が違います。
ミニカーという小型特殊自動車扱いになるものや、3輪で原付扱いになるものもありますので、一通りの税額を整理していきます。

車種区分定義税額
原動機付自転車
(125cc以下)
排気量50cc以下
または定格出力 0.6kW以下
1,000円
2輪 のもので
排気量50~90cc
または 定格出力0.6~0.8kW
1,200円
2輪のもので
排気量90~125cc
または 定格出力0.8kW~
1,600円
ミニカー3輪以上のもので
排気量20~50cc
または 0.25~0.6kW
3,700円
軽自動車
及び
小型特殊自動車
2輪のもので
125~250cc
3,600円
3輪のもの3,900円
4輪以上のもの10,800円
2輪小型自動車2輪のもので
250cc~
6,000円

トヨタ車体のコムスが0.59kWなので、税額は3700円になります。
トヨタのC+Podについては、超小型モビリティと言われるものの、区分としては軽自動車なので、10800円になります。
今後、税制が変化していくことが考えられますが、EVの超小型モビリティを狙っている人は、定格出力を確認してどの区分に入るかを確認して、ランニングコストを計算するようにしましょう。

納付方法の多様化

自動車税の納付方法は、数年前までは納付用紙をコンビニや銀行へもっていって現金で納付するしかなかったですが、納付方法も多様化してきていて、現在はキャッシュレス決済に対応してきていますので、どんな選択肢が存在しているか確認していきましょう。

クレジットカード決済

各自治体によっては、支払い用ページからクレジットカードで決済することができます。
ご自分のお住まいの自治体が対応しているか確認して、対応しているのであれば、
クレジットカードのポイントを貯めることができ
いつでもどこでも納付をすることができます。
高還元率のクレジットカードを使っているのであれば、数%の還元を受けることができるので、いちばんお得になるかもしれません。

バーコード決済アプリ

PayPayやauPayなどのバーコード決済でも、公共料金支払い機能により納付が可能です。
対応しているアプリは以下。

対応決済手段
  • LINE Pay
  • PayPay
  • au PAY
  • d払い
  • ファミペイ
  • 楽天ペイ

注意が必要なのは、納付自体にはポイントが付かないことです。
しかし、各アプリに残高チャージするときにクレジットカードを経由したりすることでポイントが付くものがあったり、支払金額によってポイント付与のパーセンテージが変化する特典がある場合、そこにはカウントされますので、若干お得に支払いが可能です。
そのうえ、いつでもどこでも支払いできて便利です!

銀行系アプリのPay-easy(ペイジー)・PayB(ペイビー)

銀行口座と紐づいているアプリを使うことで、納付用紙にあるバーコードを読み込ませて、振り込み手続きを進めるだけで、口座から引き落としをしてくれます。
行こうと思っていたけど忘れしまう、というようなことを防ぐことができるので便利です。

しかし、銀行口座から引き落とされるだけなので、特にお得な特典はありません。

「ガソリン代」割引を知っているとお得に入れられる

年々値上がり傾向のガソリンですが、少しでもお得に給油できたらうれしいですよね。
何も考えずに適当なスタンドで適当に給油していると、1L単価でみると小さい金額に思えますが、年間通してみると、思ったより損することがあります。
まずはどれくらいの金額になるのかを計算してみたうえで、お得に入れるにはどうしたらいいかなどを見ていきましょう。

年間のガソリン代を計算してみよう

前提として、乗っている車の平均燃費を15km/hとします。
ガソリン価格を165円/hとしましょう。

まずは、近所の買い物や子供の送り迎えくらいで、あまり長い距離を乗らない方を
年間走行距離、4000km程度と想定すると…
4000km ÷ 15km/h × 165円/h =44,000円   となります。

次に、通勤30分程度と週末にお出かけする方を
年間走行距離、7000km程度と想定し
7000km ÷ 15km/h × 165円/h =77,000円   となります。

最後に、通勤1時間程度と週末にドライブによく行く方を
年間走行距離、11000km程度と想定し
11000km ÷ 15km/h × 165円/h =121,000円   となります。

もし、11000km走る方が、1Lあたり5円値引きできて160円/Lで給油できた場合に、どれくらいの差が出てくるか計算すると…
11000km ÷ 15km/h × 160円/h =117,333円   となり、3666円の違いが出てきます。

この金額が、車に乗り続ける数十年の間、じわじわ積み重なっていくので、早めにお得に入れられるようにすると、将来旅行に行けるくらいの貯金ができるかもしれません。

ガソリンスタンド会社ごとの値引き制度

ガソリンスタンドごとに割引サービスを行っているのは以前からですが、最近はそれぞれ会社ごとにスマホアプリを展開して、その中での割引を行っています。

ガソリンスタンド 会社ごとの割引サービスアプリ

それぞれ、アプリ内で配信されるクーポンを使用すると、大きいものだと1Lあたり5円の割引を適用できます。

更に、各社クレジットカードを出していて、アプリと併用することで更に値引きをすることができます。

専用クレジットカードによる割引

・ENEOS:ENEOSカード S(ガソリン、軽油が2円引き)
・COSMO:コスモ・ザ・カード・オーパス(会員価格(3~5円引き 店舗により差あり)で給油でき、3か月間 50Lまで10円キャッシュバック)
・出光:apollostation card(ガソリン、軽油が2円引き)

合わせると5~8円の割引が可能なので、使わない手はありませんね。

ガソリン価格の決まり方と値段の差

ガソリン価格が地域によって違うことにお気づきでしょうか?
都道府県でのガソリン価格については、資源エネルギー庁が調査を行っており(調査結果はこちらから)、令和5年10月の結果としては、

ガソリン価格の高い3都道府県
  • 長崎県:183.7円
  • 大分県、長野県:180.7円
  • 鹿児島県:179.7円
ガソリン価格の安い3都道府県
  • 宮城県:165.5円
  • 岩手県:167.1円
  • 新潟県:168.0円

このように、安い県と高い県では20円近い差が出ており、実際のスタンドの価格では、更に大きな差が出てもおかしくはありません。

では、なぜこのような差が生まれるのかというと、以下のような理由があります。

値段が違う理由
  • 精油所までの距離(輸送コスト)
  • ガソリンの販売量、地域需要
  • ガソリンスタンドの店舗数

製油所は海の近くに多いので、内陸に行くほど高くなる傾向がありますし、交通の便が悪いところには、タンクローリーで運ばなければならないことなどから輸送コストがかさみ、それがガソリン価格に反映されます。
地域需要が無い山間部などでは、販売量が少ないため、利益を確保するためにガソリン価格を上げざるを得ないですし、
店舗数が少ないと、市場競争が働かない為、値段が下がりにくいということもあります。

お出かけの時に、地元で給油するのがお得か、出先で給油するのがお得か、先に調べておくと節約できるかもしれませんよ。

また、ガソリン自体の価格に上乗せされているのが、税金になります。
1Lあたりの小売り価格のうち、約50円が税金になっていて、揮発油税と地方揮発油税、消費税の3種類がかかっています。
※消費税は揮発油税に対しても課税されていて、税金に税金を掛ける、2重課税になっていて、問題になっています。

「車検」クオリティ、時間、料金 どれを取る?

新車なら3年後、その後は2年に1回やってくる大きな出費イベントとして、車検があります。
安くても5万円、高い場合は数十万円かかることもあって、とてもインパクトの大きなイベントですよね。
購入した店舗にまかせっきりの方も多いと思うのですが、それ以外にも選択肢があることを知って、割引のシステムも頭に入れておくと、お得に車検を受ることもできるかもしれません。
下記では、それぞれの特徴を説明したうえで、ちょっとお得に車検を受ける方法についてもご紹介します。

ディーラー車検

車を購入した各社正規ディーラーで受ける車検をディーラー車検と呼んでいます。
ディーラーなら、その会社の車に精通している整備士が作業を行ってくれるので、どんな故障がどれくらいの時期に多いかを把握しているため、予防整備を提案してくれたり、質の高い整備をしてくれる場合が多いです。
部品についても、在庫があればすぐに交換が可能ですし、取り寄せも容易なので、早い修理対応がしやすい環境です。
日程的にも朝預けて夕方には終わらせてくれることが多いし、台車もしっかり用意してくれることが多いです。
これらのサービスは、販売~整備~下取り までカーライフをまるまる請け負うことで、多くの利益を得ることができるビジネスモデルなので、多少の無理も今後のことを考えて被ってくれるという背景もあるかと思います。

デメリットとしては、料金の大幅な割引は難しいということと、一つ一つの料金が高めに設定されているため、費用がかさんでしまうことです。
バッテリー交換一つとっても、ホームセンターで買えば数千円なのに、ディーラーでは数万請求された…なんてことも十分考えられます。
※これはぼったくりなどでは無くて、素性のしっかりした、新品の純正パーツを使用するために割高になってしまっているだけです。安いけど怪しい部品を使用して、もし事故でも起こったら、一大事ですからね。

販売会社経由の車検

自動車の販売だけを行っていて整備工場を持っていない会社で購入した場合、特に中古車販売店がこのパターンが多いのですが、販売店に車検を依頼すると提携する整備工場に車検を依頼する形になります。

実際の車検作業はプロの整備工場の方が行ってくれるので、技術に問題は無いのですが、以下のような注意点があります。

車が販売店を経由するので、その分日数が伸びる
整備内容について、販売店の営業マンが整備士から聞き取って客に伝えるため、伝言ゲーム状態になってうまく伝わらないことがある
販売店と整備工場両方の利益が乗るので、安くなりづらい

販売店では、延長保証を受ける条件として販売店経由での車検を受けなければならない場合がありますし、店舗の利益にもなりますので積極的に販売店での車検を勧めてきます。
しかし、整備のプロではない販売店の営業マンに預けなければならず、実際の作業を行う整備工場との橋渡しをするだけの役割のため、営業マンに質問しても回答までのタイムラグが発生したり、こちらの意図がうまく伝わらなかったりします。

体験談

私は、車検の際に、車に不具合があったといわれたので、詳細な状況を聞き取ろうとしたのですが、営業マンに質問をしても車の知識が足りない営業マンだったので、聞いたところで「???」状態になってしまって、だいぶやり取りに時間を取られた経験があります…

整備工場車検

自動車整備工場に直接車を持ち込んで、車検を依頼する方法になります。
相手はプロの整備士なので、技術力としては一定以上は担保されていますし、中間コストがかからないので、比較的安く車検を行うことができます。

料金や所要時間については、工場ごとに違いますし、技術力についても人について回るものですので、工場選びは慎重に行う必要があると思います。

傾向として、不具合があった場合に、むやみに交換するのではなく修理の選択肢を加えてくれるので、費用を安くしてくれるケースが多いです
ディーラーでは、二次不具合を嫌って、基本的には問題がある部品は交換することになりますからね。
こちらからの要望についても、直接話をして伝えることができて、「とりあえず今回の車検を通せるだけの最小限の整備で」などのある程度柔軟な対応をしてくれることが多いです。

しかし、人対人の交渉になりますので、事前に信頼関係を作っておかないと、突然飛び込みで無茶なことを言っても聞いてもらえないので、長い付き合いをする覚悟で選びましょう。

車検専門店

「車検のコバック」や「ホリデー車検」など、車検を専門に行っている業者があります。

自社工場で車検を行うことができる資格を取っているため、その場で車検と追加の軽整備を行ってくれ、立ち合い説明を行ってくれたりというサービスもあります。

料金は、HPなどで明示されていて、余計な手数料などがかからないようになっています。

徹底的に車検に特化した効率化によって、所要時間は早いところでは45分程度で終わり、無駄がない分の人件費が抑えられることによって、大変安く車検を通すことができるのが魅力。

しかし、修理は対応できないので、別のところで直す必要がありますので、怪しいところがあれば先に直して持ち込むのがいいでしょう。

カー用品店車検

オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でも車検を受けることができます。
カー用品店の魅力は、料金設定がディーラーと比べると安いし、さまざまな割引システムがあったりするので、料金的な安さがあります。
そのうえ、車検を受けると、その後のカー用品のお買い物がお得になる特典を受けることができるというものもありますので、そのお店をよく利用する場合は、よりお得になりますね。

店舗に整備工場が併設されている場合が多いので、充実した設備で整備士がしっかり作業をしてくれるので、安心感も高いです。

しかし、本格的な修理の対応はできず、部品の取り寄せなどにも時間がかかってしまったりしますので、修理などを合わせて考えるならディーラーなどをおすすめします。

車検でも値引き交渉は可能

多くの選択肢がある車検ですが、一律で料金が決まってしまっているような業者じゃなければ、若干の値引きも可能な場合があります
以下のようなポイントをおさえて交渉すれば、より安く車検を行うことができるかもしれません。

複数の会社で相見積もりを取る

車検を受け付けている業者では、どこでも見積を取って納得したら作業に入るようになっています。
ですので、まずは何社かで見積もりを取ってもらって、比較することでどこが安いかを知ることができるし、他社の見積もりと見比べながら話をすることで、最大限の値引きを引き出す頃ができる可能性があります。

業者側の都合を優先する

車検を行う日程は、休日が圧倒的に多いので、業者側も負荷が集中してしまうため、できることなら平日に受け付けて負荷を平準化したいと思っています。
ですので、相手の都合に合わせ、平日に持ち込みできるような方向で交渉を進めれば、相手も気持ちよく作業ができて値引きをしてくれるかもしれません。

「自動車保険」その条件、見直さないと損をする?!

自動車保険は大きな金額の差が出てくる車関係の出費として挙げられる項目です。
代理店で契約するか、ネット保険にするか、車両保険に入るかどうかなどで大きく金額が変わってくるのですが、昔からの付き合いでそのまま言われるがままのプランに入っていて、結構高い金額を払っていたり、
安心を買うという理由だけで、本来はあまり必要のない保証にまで入っているから金額が高くなってしまっている人がいます。
ちなみに私は、ネット保険で1年で20,000円程度の金額に抑えています。
それでも十分な補償だと考えていますし、その分貯蓄に回すことができています。
そんな私の考える選ぶポイントもふまえて解説をしていきます。

ネット保険(ダイレクト型)

ネットで契約をするネット保険。
店舗を持たない為、コストをおさえることができ、その分保険料を低く設定しているのが特徴です。
でも、店舗が無いと事故の時の対応た不安になる人もいるのではないでしょうか。
実は心配は無用で、事故対応の満足度としては、ネット保険のソニー損保が1位になっているんです。(JDパワー調査
そもそも、事故の時には電話で連絡するわけですから、近くに人がいなかったとしても、電話口で適切な対応をしてくれれば問題ないわけですし、会社によってはセコムなどのスタッフが駆けつけてくれたりと、充実した対応ノウハウがあるので、むしろ安心材料が多いように感じるかと思います。

そのうえ、料金が店舗型より平均して2万円近く違うといわれているし、新規契約の割引などがあって、経済性のメリットも大きいです。

代理店型

店舗の看板に保険会社の名前が書かれたものが掲げられている店舗で、担当者と話をしながら契約していく形の保険が代理店型。
保険に詳しいスタッフと、自分に合った補償内容を相談しながら契約をすることができるので、保険に詳しくなくて内容を決められない人向けです。
しかし、保険に詳しいといっても、必ずしもファイナンシャルプランナーの資格を持っているわけでも、他社の保険も含めて熟知しているわけでもないので、スタッフによって提案内容に差が出てきてしまうことが考えられます。
また、保険料が割高になってしまうことが多かったり、事故対応が担当者を通してになることで、時間がかかってしまったりすることがあり、満足度が低い会社が多いです。

企業によっては、団体割引が適用できるところもあったりしますので、調べてみるのもいいかもしれません。

車両保険は必要か?

自動車保険で保険料に大きな違いがでる項目として、車両保険の有無があります。
車両保険とは、ざっくり表すと、自分の車に損害が出た場合に保険金が下りるかどうか、という保証になります。
例えば、自損事故を起こして、自分の車が大破してしまった場合、車両保険に入っていれば、その時の車両時価相当額の保険金がおりることになり、次の車の購入資金にすることができますが、車両保険無しだと1円も保証してくれません。
今乗っている車が壊れてしまった場合、多額のローンが残っていたり、次の車を購入することもできないような状況であれば車両保険に入っておくべきでしょう。

しかし、車の時価相当額は走行距離や年数が経つにつれて低下していき、5年もたつと1/3くらいになってしまいます。
事故をしてしまって、次の車を保険金で購入しようと考えていたのに、思ったより安くて安い車しか買えなかった…となるわけです。

その保証に、年間で数万円も払って、事故が無ければ払い損になるので、それならその分を貯金した方がいいと私は考えています。
そもそも、車が大破しても困らない資金計画にしていますし、故障しても貯金から出せばいいし、多額の修理が必要なら中古車でも買おうと考えていますので、私の場合は車両保険は必要ないと考えています。

必須な特約はこれ

自動車保険の特約の中で、一つだけ絶対に入っておいた方がいい特約があります!
それが「弁護士特約」
事故の対応は、基本は保険会社に任せるのですが、保険会社が介入できないケースがあります。
それは「もらい事故」で、追突事故や当て逃げなどが該当し、これらのケースは相手に保証してもらわなければならないんですが、相手が支払いを拒否したり、任意保険に入っていなかった場合には、請求が困難です。
そうなると、多大な労力をかけて裁判を行ったり、示談交渉が必要なのですが、個人では難しいので泣き寝入りすることになりかねない。

そういうケースに、弁護士に介入してもらって、その料金を保証してくれるのが弁護士特約になります。
保険料の増加は年間2000円程度の少額なのですが、効果の大きい特約ですので是非加入するようにしてください。

「メンテナンス」故障のリスクを下げるために必須

車を維持するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。
オイル交換や定期点検、故障修理などが該当します。
メンテナンスは様々な場所で受けることができるのですが、どこで受けるのがいいか迷ってしまうと思いますので、特徴と注意点をお話ししていきます。

カーディーラー

カーメーカーの販売店で、車のことを熟知したプロの整備士に任せられるので安心感が高いですし、オイルや部品の在庫を持っているので、比較的早く作業してくれます。
また、メンテナンスパックを各社で用意しているので、その店舗で継続的にサービスを受けるつもりであれば、数年間まとめて料金を先払いしてしまうのが、若干お得になりますし、メンテナンスの時期もディーラー側からアナウンスしてくれるので忘れっぽい人も安心。

カーメーカーのお店ではありますが、他社の車を持ち込んでも整備を行ってくれますので、付き合いのある店舗があれば気兼ねなく依頼することができますよ。

料金については、若干高めの設定になっています。
例として、軽自動車のオイル交換を行った場合の合計金額は「6490円」ということでした。

また、店舗でのおもてなしで飲み物を出してくれたり、ゆったりと待つことができるのが好きです。

カー用品店

カー用品店で整備工場を持っているところであれば、オイル交換なども受け付けているところが多いです。
そのお店でオイルを買って、そのまま交換までお願いする形ですね。
整備スタッフはプロですので安心して預けられますし、所要時間が15~30分と早いのがいいところ。

料金は安くおさえられていて、会社ごとの割引メニューもあったりするので、バランスがいいと感じます。
例として、軽自動車でオイル交換を行う場合の合計金額は「3500円」ということでした。

ただし、故障修理や板金修理などになると話は別。
これらは、カー用品店のスタッフは専門ではないので、時間と労力がかかる場合が多く、場合によってはディーラーや板金業者に依頼することになるため、その分料金も上がってしまいます
もし、修理を依頼するなら、カー用品店ではなく、その道のプロに直接依頼するのが早くて確実でしょう。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドで給油しているときに、「一緒にオイル交換はいかがですか?」 とか「バッテリーが弱ってますから交換がおすすめです」と声を掛けられたことは無いでしょうか?
ガソリンスタンドでも、整備設備があるところなら、オイル交換やメンテナンスをしてくれるところもあります。
給油のついでにメンテナンスもしてくれるなら、手間が減っていいですね。

しかし、注意しなければならないのが、設備が少ないところだと待ち時間が長くなってしまったりまだ変えなくてもいい消耗品をあたかも交換しないといけないような言い方をしてきたり、悪い場合だとオイルの種類を間違えていたりするケースがあります。
全てではないものの、ガソリンスタンドはあくまでも本業はガソリンを売ることなので、整備のレベルは低いことがあり、あまりおすすめはしません。

料金は比較的安くおさえられており、
軽自動車でオイル交換を行う場合の合計金額は「3500円」程度ということでした。

民間整備工場

行きつけの整備工場があるなら、そこに依頼するのもありです。
言うまでもなくプロが整備してくれて、付き合いの長いところであれば、車の癖やユーザーの意向も汲んでくれるでしょう。

料金は向上によって千差万別なので、一概には言えませんが、ディーラーよりは安い設定が多いですね。

「タイヤ」あなたに必要なタイヤはどれ?

3万キロ程度走行をしたタイヤは、すり減ってしまって交換が必要になります。
交換が必要な目安はタイヤの側面についている△マークのところのスリップサインが出ているかどうかです。
いざ交換となると、10万円程度の金額がかかることも多くて、大きな出費になるので、事前に交換時期を察知しておき、自分に合ったタイヤをお得に買えるように準備をしておくのが大事。
最近は大手メーカー以外にも中国などの海外メーカー製(アジアン)タイヤが安く売られていますので、どう考えて選んだらいいかを解説します。

大手メーカー

日本でよく流通している大手メーカーと言えば以下です。

大手メーカー
  • BRIDGESTONE(ブリヂストン)
  • ヨコハマタイヤ
  • ダンロップ
  • トーヨータイヤ
  • コンチネンタル
  • ミシュラン
  • グッドイヤー

これらは、総じて性能が良くて高価になる傾向があります。
スピードを出す人、山道を攻めるような走りをする人、静かさを求める人などは、これらのメーカーを選ぶ方が安心です。

アジアン メーカー

最近増えているアジアンタイヤ、中国やインドネシアなどのメーカーのことをこう呼んでいます。
メーカー名としては以下のようなところが有名。

アジアンタイヤ
  • NANKANG(ナンカン)
  • NEXEN(ネクセン)
  • KUMHO(クムホ)
  • HANKOOK(ハンコック)
  • KENDA(ケンダ)

とにかくこれらのメーカーは価格が安くて、大手から半額違い値段になることもすくなくありません。
なぜこれだけ安くできるのかと言えば、海外の賃金が安い地域で生産できることと、ゴムの材料がインドネシアなどの東南アジアで多く作られていることから、輸送にかかるコストをおさえることができるためです。

あまりに安いと、性能面が心配になってしまいますが、最近のアジアンタイヤは性能面でもよくなっています。
その証拠に、カーメーカーが純正として採用しているタイヤがアジアンタイヤメーカーのものになっていることが出てきています。
これは、カーメーカーがそのタイヤの性能を認めて、自社の看板を掲げるに値すると判断したといえるのです。
ですので、街乗りやまっすぐ走ることがメイン、多少の音は気にしないという方であれば、十分満足できると思いますので、検討してみてくださいね。
しかし、なんでもいいわけではなく、アジアンタイヤの中でも、全くの無名メーカーでは粗悪な品質のものもあったりしますので、そのメーカーがちゃんとしているメーカーなのかを調べて買った方がいいかもしれません。

種類と用途

タイヤの種類は意外といろいろあって、使い方によって使い分けることができます。
「夏タイヤ」と「冬タイヤ」だけではないので、どんなものがあるか知っていただいて、自分の使い方にはどれが合うか、検討してみてください。

サマータイヤ

よく言う夏タイヤで、舗装路を走るためのタイヤです。
舗装路でなら、静粛性や燃費、雨の日のグリップなどが優れたものになります。

スタッドレスタイヤ

雪道や凍結路を走ることができる、冬タイヤです。
夏タイヤに比べると、柔らかいので静粛性や耐久性に劣ります
雪国に行くときには、スタッドレスじゃないと規制があって通れない道があったりしますので必須装備。
4年で寿命を迎えて、それ以上経つとゴムが硬化して氷上性能を保証できなくなりますので、製造年月には注意が必要です。

オールシーズンタイヤ

雪道も走れる夏タイヤ、という万能タイヤです。
あまり雪が降らない地方に住んでいるが、時々降る雪に備えたいとか、時々雪のある所へ遊びに行くような人は、タイヤ交換をしなくて済むので楽です。
しかし、雪道を走れるといっても、氷には弱いことは気を付けなければならなりません。
アイスバーンには無力に近いため、いくらスタッドレス規制を通過できるからと言って、寒い地方の方にはおすすめできません。

マッドテレーンタイヤ

タイヤのパターンが大きくてゴツイ見た目をしたタイヤで、泥道のようにタイヤが埋まってしまうところを走る人が必要なタイヤです。
見た目で選ぶ人もいますが、ロードノイズが大きいし、舗装路でのグリップ性能も高くはないので、舗装路メインの人にはおすすめはできません

オールテレーンタイヤ

全ての路面をある程度走ることができるというのがオールテレーンタイヤです。
砂利道や泥道などのオフロードから、舗装路まで万能に走破できる性能を持っています。
しかし、器用貧乏とも言え、舗装路でのロードノイズや燃費性能はサマータイヤに負けますし、オフロードの走破性はマッドテレーンタイヤに及びません。
時々オフロードも走りたいけど、メインは舗装路を走る、という人は検討しても良いかもしれません。

ランフラットタイヤ

パンクして空気が抜けてしまっても、しばらくは普通に走ることができるというタイヤです。
側面の剛性を高くしたことによって、空気が抜けた状態でも80km/hくらいまで速度を出して、しばらく走行しても問題がありませんので、高速道路などでの安全性が高いです。
しかし、その剛性ゆえに乗り心地が悪くなりがちだし、ホイールが専用品が必要かつタイヤ自体も高価な為、導入費用が高くなってしまいます。

シーリングタイヤ

異物が刺さっても、空気が抜けないような構造になっていて、走行が可能なのがシーリングタイヤです。
タイヤの内部にシーリング材と呼ばれる粘り気のある液が封入されていて、5mmの太さまでの異物が刺さったとしても、シーリング材が自動的に穴を埋めてくれるので、空気が抜けずに寿命まで走ることができるという仕組みです。
難点としては、シーリング材の分重くなってしまうので、乗り心地や燃費の悪化が発生してしまいます。

「ローン」少しでも安く、だまされないようにするには?

車は高価なため、現金一括で買える人は少ないので、多くの人はローンを組むことになるのですが、選択肢としては「ディーラー(提携)ローン」か「銀行ローン」があります。
ディーラーで購入すると、そのままの流れでディーラーローンを勧められて、そのまま契約してしまいがちですが、損してしまう場合もありますのでよく検討しましょう!

ディーラー提携ローン

車販売を行っているディーラー、中古車販売店などが提携している信販会社と契約をして融資を受ける形になります。
いい点としては、審査に通りやすくて融資を早く受けることができること、手続きが販売店で完結することが挙げられます。
悪い点としては、金利が高いことと、ローン返済中は車の所有者が信販会社になり車を売却しようとしたときに制限があることです。

金利を実際に比べてみると

ディーラーローン
銀行ローン
  • 平均6%
  • 500万円を5年で借りた場合の
    総返済額:5,661,370円
  • 平均2%
  • 500万円を5年で借りた場合の
    総返済額:5,258,325円

相場を調べると、だいたい4%銀行ローンの方が低くて、総返済額も数年で数十万円変わってくるということもあり得ます。
急いで車が欲しいならディーラーローン、金利を安くしたいなら銀行ローンの方がいいと言えます。

銀行ローン

銀行ローンは、各銀行でマイカーローンなどの名前で扱っているローンの商品です。

先述した通り、金利は低めの設定になっていますが、○○%~△△%と幅を持たせている金融機関があります。
その銀行で給与振り込みをしていたり、ローンを利用していることが条件になっている場合や、借入金額によって変動したりと、各社で条件が違ってきますので、自分はどの金利で借りられるのかは事前によく調べる必要があります。

銀行ローンで気を付けなければならないところとしては、融資までに時間がかかるということです。
銀行によって違いますが、短くても1週間、長いと1か月程度かかることもありますので、事前に確認を取って、余裕を持った計画で手続きを進める必要があるのは覚えておきましょう。

金利以外で良いところとしては、車の所有者は自分になるというところです。
銀行からお金を借りて、車の購入自体は一括支払いという形になりますので、購入した時点で所有者の名義は購入者になります。
ですので、売却なども自由に行えますから、別の車が必要になった場合でも、すぐに売却することもできます。
(ローンの支払いは残ってしまいますが)

自社ローンの闇

最後にディーラーローンにイメージは近いのですが、中古車販売店の一部で行われている自社ローンがあります。
これは、販売店が車の代金を立て替えており、購入者は販売店に返済をするという形になります。
この場合、金利の設定が無いものがありますが、その場合は上乗せ分が10%以上の高い設定で追加された金額を返済するのことになるので、ディーラーローンよりも更に高額になりますので注意が必要です。
そういうローンを扱っている会社では、営業マンに購入者にローンに入らせるようにノルマを課している場合があります。

「このローンに入ってもらえませんか?少し経ったらすぐに一括返済してくれれば、それほど金利はかからないので!」

と迫ってくるのですが、だまされてはいけません。
この上乗せ分は、返済額の全体に対し、返済期間の設定分、最初の時点で乗せられている場合があり、一括返済した時点で残りの上乗せ分もまとめて返済しなければならないということになります。

私の失敗 体験談

私は、150万円を5年で返済する設定で借り、1年経った時点で繰り上げ返済をしました。
私の中では「1/5の30万円+上乗せ分を払っていたから、残りは120万円だ」と思っていましたが、
繰り上げ返済をした時の請求額は190万円だったんです!
なぜこんな金額になったのかを問い合わせましたが、「そういう契約だった」の一点張りで、確かにそれらしき文言が契約書にも…
契約時の営業マンはそんなことは一切言っていなかった気がするのですが、記録は残っていないし後の祭り…
安物買いの銭失いとはまさにこのことと、反省した出来事でした。

車の費用、購入についてのアドバイスが欲しい方は連絡ください!

車の費用のことについて振り返ってきましたが、長く車と向き合い、失敗もしてきた今なら、車選びやどうやったら出費をおさえられるのか、アドバイスすることができます!

この記事で書いてきたことで、わからないことや自分のケースだとどうなのか、車をお得に買うにはどうしたらいいかなど、ぜひお気軽にご相談ください!
それ以外にも、車に関してこんな悩みがあるんだけど解決するにはどうしたらいい?などの、簡単な相談でも大歓迎!

とくに車の購入(新車、中古車問わず)と売却についてご相談いただければ、よりお得な情報をお届けすることができます。

以下のSNSアカウントへDMいただければすぐにお返事します。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次