冬の朝の車内が寒くて手足が冷えるのが辛い、子供を朝送る時に足が寒そうで温めてあげたいと思っている方へ、車でつかえる電気毛布やブランケットをおすすめします。
私も、仕事に朝早く出かけなければならないことがあったり、娘の幼稚園の制服がスカートで寒そうだな、と思っていたので、いろいろ試して防寒対策をしています。
子供は冬でも車内でチャイルドシートなどを使うため、あまり厚着させられないし、制服が決まっている幼稚園の送り迎えでは上着もたくさん着させられないので、ブランケットなどは強い味方になります。
まだ使っていないという方に、電気毛布やブランケットのいいところや、気を付けたいところを説明しながら、私がおすすめする商品もご紹介していきますので、ぜひ導入を検討してみてください。
あたたかくて、スカートでも足が寒くならないよ!
- 車の中で電気毛布は使えるのか
- 電気毛布のいいとろこはこういうところ
- どんなタイプがあって、どういう仕組みなのか
- デメリットや使用上の注意
電気ブランケットとは・・・省電力で温かい、高効率暖房器具
電気毛布は大変効率がいい暖房機で、少ない消費電力で体を温めることができます。
多くの暖房機は、空間を温めることを目的にしていますが、電気毛布は接触している部分だけを温めるので、必要なエネルギーが小さくすみます。
家庭用の暖房機で、必要な電力がどれくらいなのかを比較してみましょう。
電気毛布 | エアコン | 電気ストーブ | ホットカーペット |
40W | 450W | 1000W | 320W |
電気毛布のあまりの消費電力の低さに、パワーが不足するのではと、疑問に思う方もいるかもしれませんが、電気毛布は毛布の中に熱源が入っているものなので、毛布自体も保温性があり、少ない熱量でも効率的に体を温めることができるのです。
電気代が高騰していると、安い電気代で暖を取れる電気毛布は重宝しますね。
足が冷えやすい女の子にはうれしいよね!
電気ブランケットはすぐに温まる
電源を入れてから、すぐにあたたまるのも良いところです。
温かくなる原理としては、トースターや電気ストーブに使われている電熱線と同じものといえば、すぐに温まるということがわかります。
電源を入れてからすぐに温まり始めて、5分後には30度近くまで温まりました。
車でつかえる電気ブランケット USBと12Vシガーソケット タイプ別特徴解説
車でも、シガーソケットやUSBから電源を取れるものであれば、電気毛布を使うことができます。
シガーソケットとは、車でバッテリーから12Vの電源を取ることができるソケットです。
USBの電源は、シガーソケットにUSB変換アダプターを取り付けたり、モバイルバッテリーから電源をとれます。
ハイブリッド車など、車に100Vの家庭用コンセントが付いている車であれば、家で使う通常のコンセントのタイプも使うことができます。
車で使うなら、シガーソケットとUSBのタイプがメインになりますので、その2つの特徴を説明します。
どっちがいいか、よく読んでえらんでね!
USBタイプとシガーソケットタイプどっちを選べばいいか
多くの車で使えるUSBタイプとシガーソケットタイプには、それぞれ一長一短があります。
自分の使い方に合わせた商品を選ぶ必要がありますが、どれくらいの差があるのかを比べないと選べないと思いますので、私の使用している商品で、それぞれどういう差があるかを比べていきます。
電気ブランケット USBタイプのメリット&デメリット
メリット① カバーの自由度が高くて暖かいものが多い
USBタイプのメリットは、電熱線部分が独立しているので、カバーの布部分が自由度が高いことです。
布自体が毛足が長くて暖かいものも多いので、電気を入れなくてもかけるだけで温かかったりします。
メリット② コンパクトでしまうときに楽
布の大きさは、縦520mm×横630mmでたたむと、コンパクトになります。
毛足が長いので、厚みがあるように見えますが、圧縮袋に入れてしまえば、さらにコンパクトになりますので、夏場は圧縮してしまっておけばかさばりません。
メリット③モバイルバッテリーで給電できる
USBで給電するので、モバイルバッテリーがあれば電源を確保することができます。
車以外でも、冬の屋外で子供のスポーツの試合を観戦するときなどにも、大変重宝すると思います。
デメリット① 加熱範囲の狭さ
USBタイプでありがちなのが、加熱する範囲が狭いことです。
私の使用しているもののコードをたどってみると、熱がでる電熱線の部分はとても小さくて、
縦190mm×横250mm 電熱線長さ:約1900mm
この電熱線の入っている部品が、毛布の中のポケットに入っている構造なので、実際に暖かい部分はこのようになります。
本当に膝の上だけが暖かいという感じになってしまいます。
ポケットの中で、電熱線のシートが折れてしまって、さらに範囲が狭くなってしまうことがあり、それもまた難点。
電気ブランケット 12Vシガーソケットタイプのメリット&デメリット
シガーソケットタイプのメリット① 広い範囲が温まる
シガーソケットタイプは、使用電力が大きくできるので、広い範囲を温めることができるものがおおいです。
電気毛布は、布全体に電熱線が張り巡らせてあって、まんべんなく温めてくれます。
布自体に電熱線が縫い付けてある状態なので、電熱線がずれてしまうことはありません。
シガーソケットタイプのメリット② 布が大きい
シガーソケットタイプは布自体の面積が大きいものが多いです。
そのため、ひざ掛けとしてはもちろん、肩にかけて使うこともできますし、敷布団としても使うことができます。
布の大きさは、縦1450mm×横1000mm 電熱線長さ:約12000mm
(USBタイプの大きさは520mm×横630mmだったので、2倍くらいの大きさです。)
シガーソケットタイプのデメリット① 布の薄さ
シガーソケットタイプでは、布自体が薄いものが多いです。
布が薄いと、保温力は弱くなりますので、電気を入れていない状態での暖かさはいまいちです。
また、薄い布に電熱線を縫い付けてあるので、硬い配線の感触が気になります。
私が使っているものは、比較的安価なもので、布自体は薄めで毛足が短いです。
ほかの商品なら多少毛布らしい毛足の長いものや、中綿入りでふかふかのものもあります。(おすすめ参照)
シガーソケットタイプのデメリット② 大きくてかさばる
シガーソケットタイプは、布面積が大きい分、畳んだ時にかさばりやすいです。
そのため、ラゲッジスペースにしまうにしても邪魔になりますし、あまりつぶしすぎると断線が心配なので、どうしてもかさばってしまいます。
面倒かもしれませんが、オフシーズンには車から降ろして、しまって置ける場所を確保しておくのがいいでしょう。
電気ブランケット共通のメリット、便利なところ
USB、シガーソケットのタイプにかかわらず、便利なところがありますので具体例を紹介します。
その他のメリット①冷え性の人にだけ使える
家族の中でも、成人男性、女性、子供、年配の方と、それぞれ温度の感じ方が違って、車内温度を全員が快適にするのは難しいです。
電気毛布があれば、冷えを感じる人だけを温めることができるので、一人だけ寒さを我慢する、ということもなくなります。
その他のメリット②車中泊で暖かく眠れる
冬の車中泊では、防寒対策が大事になりますが、一度冷えてしまった手足は、寝袋に入ってもあたたまるのに時間がかかります。
そこで、電気毛布を寝袋内にいれて温めることで、中がホッカホカになります。
寝袋の性能が多少物足りなく感じていても、電気で中を温めてあげれば快適に冬の車中泊も乗り切ることができます。
電気ブランケット共通の不便なところ、デメリット
私が使ってみて、いいところばかりではなく、不便だと思ったところもいくつかありました。
ちょっと困ることもあるよ…
デメリット①汗をかく
冬でも電気毛布をかけっぱなしで寝てしまうと、熱くなりすぎることがあります。
熱くなりすぎると、寝ている間に寝汗びっしょりということにもなり、冷えた汗で逆に風邪を引いてしまうかもしれません。
また、汗をかいて、水分がなくなってしまい脱水症状になってしまうことも考えられます。
設定の温度は低めに設定して、寝る前にはしっかり水分を取り、汗をかいてしまったら水分を補給するという対策を行いましょう。
デメリット②コードが邪魔になる
電気を使う製品ですので、どうしても給電用のコードが必要になり、狭い車内では床を這うコードを邪魔に感じることがあるかもしれません。
シガーソケットタイプのコードは、車内のどこでも使えるように配慮して、コードを眺めにしてあるものが多いです。
ずっとつけっぱなしにしていると、車内を移動するときに、足を引っ掛けてしまうことがあるかもしれませんので、マットの下に隠してしまったりすると良いかもしれません。
電気ブランケット、安全に使うための使用上の注意点
便利なものでも、間違った使い方をしてしまうと、火傷をしてしまったり、火災の危険がありますので、注意点を守って安全に使えるようにしてください。
怖いところもあるから、子供のために、よく読んでね!
注意点①火事の危険
電気を通しているため、電熱線が切れかかっていたり、コードの接続が中途半端になっていると、そこから発熱して、布から発火する可能性があります。
そのため、コードの接続部分は、奥までしっかり差し込むこと。
電熱線の部分は、無理に曲げたり、挟んだりしないことを注意しましょう。
注意点②低温火傷
40〜50度くらいの低い温度であっても、直接長時間当て続けると、低温やけどをしてしまうことがあります。
低温やけどの詳細はこちら(低温火傷とは)
使うときに気をつけなければならないことは、毛布に直接皮膚を当てないこと、長時間当て続けないこと、就寝時には点けっぱなしにしないこと、皮膚の薄い子供や高齢者には長い時間使わないこと
注意点③脱水症状
長い時間電気毛布を使っていて、汗をかいてしまうと、脱水症状になることもあります。
寝ているときに、電気毛布の電源を入れっぱなしにしていると、気が付かないうちに多くの汗をかいてしまうことがあります。
冬場は特に、水分を取る量も少なくなってしまいがちで、のどの渇きも気が付きづらい。
最近、よく聞かれるようになったかくれ脱水という症状です。
防ぐためには、寝る前に水分を十分とって、タイマー機能を活用することで、電源を入れっぱなしにして寝ないようにしましょう。
まとめ:電気毛布は冬の車にあればうれしい、あったかグッズ
車でつかえる電気毛布やブランケットを用意しておけば、冬の寒い車内でも子供も自分も寒い思いをしなくてすみます。
タイプごとの特徴をよく理解して、自分に合った商品を選び、使用上の注意をしっかり守れば、冬のドライブの強い味方になってくれますし、高価なものではないので、一度試してみてはいかがでしょうか?
あったかい車ならどんな寒いところでもいっしょに行けるね!
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